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2026.03.20 ブログ

親知らずは抜くべき?|判断基準や抜歯後の痛み・腫れを歯科医師が徹底解説

親知らずとは?

親知らずは、第二大臼歯のさらに奥に生えてくる歯で、真ん中の歯(中切歯、門歯)から数えて8番目の歯です。一般的には20歳前後で萌出してくることが多いですが、人によってはもっと遅く生えてきたり、生えてこない方もいます。昔、今よりも平均寿命が短い時に、親が亡くなってから生えてくる歯として、『親が知らない歯=親知らず』と名付けられたとも言われています!


親知らずって抜かないといけないの?

よく起こる 親知らずが引き起こすトラブル

❶親知らずの周りが清掃不良になり、歯茎が腫れたり痛みが出る

❷清掃不良によって、親知らずや手前の歯が虫歯になる

この2つのトラブルで悩まれる方がとても多いです!

トラブルが起こりやすい親知らずの生え方

❶完全に放出している親知らず

❷歯茎から一部でている親知らず

この2つの生え方の人は特に要注意!

これらの生え方の場合、親知らずはお口の中でもとても奥にある歯なので、磨きにくいことが多く、清掃不良になやすく、清掃不調が原因でとトラブルがよく起こるのです。

親知らず 抜歯する?抜歯しない?

・実際に親知らずや手前の第二大臼歯が虫歯になってきている場合

→虫歯の大きさにもよりますが、虫歯になる=清掃不良が行っていることになるので、治療をしても時間が経てばまた虫歯が再発するリスクが高いので、抜歯する場合が多いです

・親知らずの周りの歯茎が腫れて、痛みが出てきている場合

→この場合は、腫れる頻度、痛みの強さを基準に抜歯するかどうか判断することが多いです。数ヶ月に1度腫れるや腫れた時の痛みが強く、生活に支障が出る・・・そんな場合は抜歯をお勧めしています。

・親知らずが歯茎の中に完全に埋まっている場合

→まれにそれでも歯茎の腫れを引き起こすことがあります。そんな場合は、抜歯をお勧めします。歯茎の中に埋まっており、特に腫れや痛みの原因になっていない場合は抜歯をする必要はないと考えています。


親知らずの抜歯は腫れる?痛いの?

結論 親知らずの生え方によって違います!

基本的には、上の親知らずを抜歯する場合は痛みや腫れを伴うことは少ないです!多くの場合で、下の親知らずを抜歯する場合の方が術後の痛みや腫れを伴う可能性が高いです!それを踏まえてパターン別にもう少し詳しく解説します。

・まっすぐ生えている親知らずの場合

→まっすぐ生えている親知らずは上下共に抜歯後大きく腫れたり、強い痛みを伴うことは比較的少ないです。それほど抜歯に伴う、痛みや腫れを心配する必要はないでしょう!

・一部だけ生えている親知らずの場合

→この場合は、歯茎の切開が必要になる場合があります。切開範囲と術後の腫れは比例することが多いので、切開範囲が軽度であればそこまで腫れたり痛みを伴うことは少ないです。当院でも、これまで多くの方の抜歯を担当していますが、こういったケースの場合では条件があえば、30秒程で抜歯できてしまう場合もあります。

一部だけ生えている場合、手前の歯に引っかかっている場合が多く、その場合は、親知らずを一部削り、引っかかりをなくしてから抜歯をする必要があります。特に、下顎で一部だけ萌出している場合には、このような抜歯計画を立てることが多いです。この場合も多くの場合では、それほど腫れや術後の痛みが強く出たりすることは少ないです。

・完全に歯茎の中に親知らずが埋まっている場合

→完全に歯茎の中に埋まっている親知らずは、多くの場合は痛みや腫れを伴わず、抜歯を行わない場合も多いです。しかし、その中でも痛み、腫れの原因になったり、矯正治療を控えており抜歯をしないといけない場合はあります。また、完全に埋まっている親知らずの抜歯の場合、埋まっている親知らずの位置によって、歯の周りの骨を削って抜歯を行う場合があります。歯の周りの骨を削る場合が最も術後の腫れや痛みが出やすいです!親知らずを抜いたら顔が腫れた、めちゃくちゃ痛かったなどの経験がある方はこういった親知らずの生え方をしている場合が多いと思います。


親知らずの抜歯に伴うリスク

親知らずの抜歯は外科処置です

・外科処置ができない全身のご病気をお持ちの方
・糖尿病のコントロールができていない方
・高血圧の方でコントロールできないない方
・骨粗鬆症や血液サラサラ、降圧薬などのお薬をお飲みの方

は、抜歯に伴いリスクがありますので必ず術前に主治医に相談しましょう!

下顎の親知らずの抜歯する場合のリスク

下顎の親知らずを抜歯する場合、下顎の骨の中に存在する下歯槽管という神経の管に損傷が加わると1時的に痺れや痛みを伴う可能性があります。術前の検査で、親知らずの下歯槽管近接を疑う場合は、CT画像を撮影し、術前に確認することが望ましいでしょう。


親知らずの抜歯に関するQ&A

⒈抜歯時の痛みはある?

→抜歯を行う際は、浸潤麻酔(局所麻酔)を行なってから抜歯を行います。麻酔が効いていれば、基本的に抜歯に伴う痛みはありません。上顎、下顎によって麻酔の効きやすさが異なり、下顎の方が骨の密度が高く、麻酔が効きにくいと言われています。痛みがある場合は、我慢せずに素直に痛みがあることを伝えましょう!麻酔の量を追加したり、麻酔を効かせる場所を変えることで対応します。

⒉抜歯した日はご飯食べれない?

→麻酔の効果がなくなり、頬や舌の感覚が戻れば、食事を行っていただいて構いません。麻酔が効いているのに、無理に食事をすると火傷や頬、舌を誤って噛んでしまうといった事がありますので注意してください!

⒊その他、抜歯後に注意することはありますか?

→抜歯当日は傷口からの再出血のリスクが高いです。激しい運動、長風呂、飲酒など血流が良くなることは避けてください。また、抜歯した傷口は、膝を擦りむいたところと一緒で、カサブタのようなものができて治っていきます。気になるからといって、舌で触ったり、歯ブラシで触ったりしていると傷口が治らず、強い炎症に変わる可能性があるのでできるだけ傷口は触らないようにしましょう!


当院は2026年8月、金沢市横川にて歯科医院を新規開業いたします。子供からお年寄りまで様々な方に健康をお届けできるように取り組んでまいります。また、一般歯科からインプラント治療、矯正治療、小児歯科治療、噛み合わせ治療など専門性の高い治療についても自院にてご提供できるように取り組んでおります。お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください✨

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『この記事の監修者:金澤リッツおとな・こども歯科 院長 山下陽次朗』