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2026.03.10 ブログ

お子さんの指しゃぶり、いつまで大丈夫?|放置すると怖い「歯並びへの影響」を解説!

お子さんにこんな癖はありませんか?

①いつも指を吸っている

②服の袖をよく噛んでいる

③タオルや毛布を角を吸う

これらの癖は、吸啜反射という本能的なもの心の安定作用口の寂しさを和らげるという理由から、多くのお子さんが行う行動です。では、この一般的な癖がどのような問題を引き起こすのか、ポイントとなる年齢や、実際に起こる可能性、歯並びへの影響などについて解説していきます!


年齢別、指しゃぶりとそのリスク

0〜2歳(乳児期):

吸うこと自体が本能的な欲求であり、精神安定剤のような役割を果たします。この時期は無理にやめさせる必要はなく、様子を見ていて問題ありません。

3歳〜4歳(幼児期前半):

乳歯が生え揃い、咀嚼が安定してくる時期です。集団生活が始まることで自然に減る子も多いですが、この時期に習慣が残っていると、歯並びへの影響が出始めます。

5歳以降(就学前):

永久歯への生え変わりが始まる重要な時期です。この段階でも強く吸う癖が残っている場合は、骨格的な歪みや発音への悪影響が定着しやすいため、専門家(歯科医など)への相談を推奨します。一度、骨格的な異常に繋がると自然には治ることがなく、大人になってから骨切り手術を行わないと治らない場合もあります。


長引く指しゃぶりによって起こる影響とは?

①上顎の狭窄による、歯並び・噛み合わせへの影響

指しゃぶりなどの『吸う』という癖は、上顎の歯列に対して、頬が外側から押される力がかかります。それが、長時間にわたり起こると、歯が内側に倒れ込み、歯列が狭窄し、V字方の歯列や歯の叢生(ガタガタ)が起こります。

V字型歯列による体への影響

V字型歯列では、顎が狭くなることで舌の位置が下がり、鼻呼吸がしにくくなり、就寝時に睡眠時無呼吸やいびきの原因になります。歯並びが悪くなることは、口腔内の問題だけではなく、全身の健康にも実は大きく影響しています。健やかな成長は良い睡眠から、健康な口腔内の発育を目指しましょう!

②開咬や上顎前突への影響

指しゃぶりが長期化すると、指を加える力によって上下の前歯の傾きが大きくなり、上下の前歯が噛み合わない開咬や『出っ歯』と言われる上顎前突という状態になりやすいです。

開咬や上顎前突による体への影響

開咬や上顎前突では、『口呼吸のリスク』が上がり、それに伴い風邪を引きやすくなります。うちの子なぜか、風邪を引きやすい・・・実は、普段の習癖や歯並びによる影響があるかも!

また、口呼吸が常態化すると、口腔内が乾燥し、虫歯や歯周病、口臭の原因にもなります。また、このような歯並び・噛み合わせでは、将来的に特定の歯に負担がかかりすぎることで、歯の破折や歯周病の悪化の原因になる場合もあります。


歯並び・噛み合わせの治療とは

もちろん習癖を改善し、健康な口腔内の発育が達成されるのがベストです。

しかし、問題が生じてしまった場合はどのような治療があるのでしょうか?

急速拡大装置矯正とは

近年では、これらの習癖に加え、もともと骨格的に顎が小さいお子さんが増えています。それによりV字型歯列や狭窄歯列の割合増え、その結果 叢生(ガタガタの歯並び)患者 が増えているのが現状です。

大人になってから、叢生(ガタガタ)を改善する場合は、歯を抜歯し、歯を顎のスペースに適切に配列する抜歯矯正が一般的です。しかし、顎の成長の見込めるお子さん(6〜9歳くらい)では、抜歯ではなく、矯正治療により顎を広げ、歯を抜かずに並べることができる可能性があるのです。

それが、急速拡大装置矯正です。この装置は、上顎につけ、装置のネジを回すことで顎が横に広がり、歯が並ぶスペースを作るための矯正治療です。対象年齢は6〜9歳くらいが目安です。

✔︎乳歯の段階で、全く歯と歯の間にスペースがない
✔︎奥歯の噛み合わせが、上下で逆転している
✔︎受け口で下顎の方が前に出ている
✔︎永久歯が生えてきたけど、ガタガタ・・・

などに当てはまるお子さんは一度、小児矯正治療を検討されてみるのが良いかも!!!


歯並びと予防の密接な関係

歯並びが良い=見た目が良い、だけではありません!

これまで、説明してきたように、歯並び・噛み合わせは体の健康や歯の健康に直結しています。

歯並びが悪ければ、磨き残しが出やすく、虫歯、歯周病のリスクが上がります。
噛み合わせが悪ければ、特定の歯に負担がかかり、歯の寿命を短くするリスクが上がります。

過去に、8020運動達成者を対象にした調査から、『達成者の多くが良好な歯並びであった』というデータが出ています。

裏を返せば、反対咬合や開咬と行った咬合の方がほとんどいなかったのです。

お子さんが健康で健やかに一生過ごしてほしいと、全ての親御さんが思うはずです。当院では、そんなお子さんのお口の健康と適切な発育のお手伝いができるように日々努力していきます。


当院は2026年8月、金沢市横川にて歯科医院を新規開業いたします。子供からお年寄りまで様々な方に健康をお届けできるように取り組んでまいります。また、一般歯科からインプラント治療、矯正治療、小児歯科治療、噛み合わせ治療など専門性の高い治療についても自院にてご提供できるように取り組んでおります。お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください✨

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『この記事の監修者:金澤リッツおとな・こども歯科 院長 山下陽次朗』